Route 91665をリピートする今日このごろ
2023/09/17に、PIGGSの新曲「Route 91665」のリリックビデオが公開された。
それが大層良い、という話である。
91665 = PIGGS
「Route 91665」 = 「ルートピグス」と読むそうな。
PIGGS、延いてはPIGGSを創り上げたプー・ルイ社長の辿ってきた道程と、その時々の感情や意志を感じさせる楽曲となっている。
必聴!
松隈xRyan.Bのセッションにて制作
このRoute 91665は、かのSCRAMBLESの松隈ケンタ氏とPIGGSサウンドプロデューサーのRyan.B氏が10時間に渡る公開セッションにて作り上げた一曲である(その模様はYouTubeにも残っている)。
松隈氏といえばプー・ルイ社長のPIGGSより前の活動(BiSやソロ)にて、多く楽曲を作り上げてきた人物であり縁が深い。
そんな松隈氏がRyan氏とともに曲を作るというのは、これはもう大変心躍る取り組みということになる。
これはやばい
そんなわけで、Route 91665が公開されてから毎日何度となく聴いている筆者である。
Route 91665 [Official Lyric Video]を観るべし
ちなみに動画内の松隈さんのギタープレイ中の笑顔がなんとも良い
一聴して松隈サウンド
イントロからわかる松隈氏の音がすでにしてエモーショナルな趣にあふれている。
疾走感のあるロックサウンドに、さらにRyan.B氏のピアノが乗る。
Ryanさんのピアノかなり激しいな!カッコいい!
曲調や音の構成から、ともすればプー・ルイ社長がBiSだった時代のHide out cutやODD FUTUREといった楽曲を想起してしまう。
同時に、この曲が今の音で、今の想いで綴られた曲にもなっていることを強く感じるのだ。
レコーディングの様子も三者三様
映像は基本的にレコーディング風景がベースとなっている。
それぞれ歌いながら手振りがあったりして、感情を込めてる感じが伝わるゾ
新メンバーであるBIBIとSU-RINGも堂に入った歌いっぷりである。
BIBIの声は甘く可愛らしい響きがありつつも力強い。
SU-RINGの声はなんともロックなかっこよさがある。
ふたりとも声のキャラ立ってるしイイ味!
5人それぞれの歌入れの様子が横からのアングルにて見られるのも大変よい。
メンバーの鼻、なんだかみんなイイ形だな
ちなみに映像に関しては、これまでもいくつかのMVを担当している元氏が担当している。
チラつく白いノイズがいい味
作詞はRyan.B氏
PIGGSの素晴らしい楽曲を作ってきたRyan氏だが、毎度作詞も素晴らしい。
先述の通りRoute 91665でもRyan氏が作詞を担当している。
「運命に〜」のくだりは本当にPIGGS、そして社長の歩みを感じさせるわけで、グッと来るものがある。
松隈さんとの曲で、ってのもまたなんとも…!
動画中ではメンバーの手書きと思しき文字が表示されそれも良かったりする。
「Route 91665」
Music: 松隈ケンタ / Ryan.B Lyric: Ryan.B Arrange: SCRAMBLES / Ryan.B
*
先々思い馳せて憂いていた
不安恍惚 二つ我に (プー)
いつからこうなった?って
枕びしょ濡らして 不明瞭な未来を捉えたっていいよ (ビビ)
あの日誓ったミリリットルの夢想果汁
今も胸の奥 味わうよ (キン)
運命に
間違ったルートなどないゆえに (プー&スー)
重ねた歌が Soundtrack to Survive (プー)
行けば 10年かかってもまた会える (バン&シェル)
因果は 嫌い だけどね (シェル)
飽くなき 疾走Way (バン&シェル)
焚き付ける 挫折はあれでした
神頼み 通用3度まで (シェル)
凸凹がいつか 平らになるなんて
無駄な期待 置いといて 受け入れるよ (キン)
失くし物は 忘れた頃出るし
追いかけすぎは ドクロだよ (ビビ)
運命に
慌てたプライド、シュレッダーすでに (バン&シェル)
揺れてた夢は 透明なまんま (シェル)
No Give Up
ダサくて反吐でたけれど (スー&キン)
今じゃ 座右の銘だね (スー)
あくなき 疾走Way (スー&キン)
(間奏)
あの時何見ていた (プー)
あの時何聞いていた (ビビ)
速く走ると 風が賑やかだ (キン)
私はまだやれるか (バン)
もう不貞腐れないさ (シェル)
一周回って ゼロ地点でDANCE (スー)
運命に
間違ったルートなどないゆえに (バン&プー)
重ねた歌が Soundtrack to Survive (バン)
行けば 10年かかってもまた会える (スー&シェル)
因果は 嫌い だけどね (スー)
飽くなき 疾走Way (スー&シェル)
https://www.youtube.com/watch?v=48rbMBLS0ZQ
間奏後のメロディーはRyan氏が担当されたとのことであり、印象的なパートとなっている。
全編通していいんだけどね
余談 筆者の好きなポイントを羅列する
ごく余談だが、個人的映像内の好きなポイントは順に次のとおりである…!
- イントロでノる社長
- 始まりは社長の声
- BIBIの傾き
- KINCHANの「㍉㍑」あたりの伸びやかさ
- 社長の「重ねた歌」の重ね具合
- SU-RINGのヘッドホン抑える感じ
- BANBANの手振りと表情
- SHELLMEの「シュレッダー」のときの表情
- 松隈さんの笑顔
- BIBIの「ドクロだよ」の音が切れる瞬間のクイっとあがる顔
- KINCHANの「賑やかだ」
- BANBANの「まだやれるか」の「れ」
- SHELLMEの手振り
- SU-RINGの「一周回ってゼロ地点でDANCE」のややキーが高く音数が多い感じ
- サムネの仰ぐ社長
多いよ
うむ。書ききれてないが全部イイ。あとサビはみんな感情乗りまくっててカッコいいね
追記 PIGGS Documentary “Route 91665”が公開された
おわりに
ということでPIGGSの新曲「Route 91665」のリリックビデオがイイ!という話である。
ちなみにRyanさんの楽曲に対するコメントもTwitter,Instagramに投稿されてるゾ↓
社長の歩みの初めにいた松隈氏が、今の社長とのチームであるRyan氏と曲を創り上げる。
その事自体も曲にストーリーを乗っけており心揺さぶられる筆者であった。
さて、この曲にて新メンバーの声の表情の一端もより知ることができたのも嬉しいところ。
期待が高まるばかりである。BIBI、SU-RINGともに非常に魅力的だと感じられる。
ふたりともイイ声なうえにかわいい…!
またメンバーの脱退・加入を経て、先輩メンバーもレベルアップを図っているのが感じられた。
そんなわけで、今後のPIGGSの躍進に期待が持たれるのであった。
このリリックビデオは是非観ていただきたい。
そして2023年10月発売のメジャー初となるアルバムも是非とも聴くべきであろう。
このRoute 91665も収録されるゾ!
いやはや、それにしてもPIGGS、またいい曲がでてきてしまった…!