ジェシカ・ハウスナー監督の映画『クラブゼロ』を観てきた。
公式の謳い文句は『イニシエーション・スリラー』とのこと。
いやはや、映像的に惹かれるものが多分にある映画であった。のだが…
結構やばいもの見せてくる映画だったな〜
そんなわけで感想なんかを書き記しておきたい。
※以下、映画の内容に触れているのでご注意ください。
『クラブゼロ』のおおまかなあらすじ
学業以外の育成にも力を入れる学校「タレントキャンパス」にて。
健康意識・環境保護・心身の鍛錬・奨学金などの様々な想いや事情から生徒たちは栄養学の授業を選択する。
父母会を通して招聘された新任の栄養学教師、ミス・ノヴァク(ミア・ワシコウスカ)は彼らに「意識的な食事」なる肉体的にもひいては環境的にも素晴らしいとされる食事法を生徒たちに教え始める。
その実態は「不食」であり、生徒たちは次第にのめり込んでいき…
そんな感じ!
『クラブゼロ』のほんわか感想
ノヴァク先生の巧みなカルト的アプローチで若者達がどんどんと深みにハマっていく様を見せられる映画である。
どこにでもありそうな親子間の微妙な歪みが、結果的にぐりぐり掘り返されてしまった形なのが恐ろしく、哀しいところでもあった。
構図や美術、衣装で作り込まれた鮮烈な画面は素晴らしく、そんな画面から不穏さが溢れてくる。そのギャップも相まって漂いまくるなんともいやぁなムードが楽しめるならハマる作品であろう。
結構好きな気がしたが、なんか乗り切れんかった部分がある…
ちなみに『平山夢明のシネマdeシネマ』のカルトな手法に関する解説は大変ためになるので、こちらの動画↓が大変おすすめ。映画を観ていなくても楽しめる内容となっている。
おわりに
ということで、『クラブゼロ』を観た!という話である。
ってかあのゲキヤバリバーシブルリバースシーン何だよ!
直視できないよね〜
ちょいと注意して観る必要がある映画でもある。