『ヘヴィ・トリップⅡ』を観てきた筆者である
直前に前作をU-NEXTで観つつ公開初日に観に行ってみたゾ
北欧メタルバンドの珍道中なコメディだよね。前作のラストでバンドメンバーが逮捕されてたけど…
そんなわけで感想なんかを書き記しておきたい。
※以下、映画の内容に触れているのでご注意ください。
『ヘヴィ・トリップⅡ/俺たち北欧メタル危機一発!』のおおまかなあらすじ
終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタルバンド=インペイルド・レクタム(直腸陥没)は地獄島の『監獄ヘル』に投獄されていた。
最初の演奏シーン良かったな〜
前作でフィンランドのド田舎の12年目のコピーバンドだった彼らはノルウェーのフェス・ノーザン・ダムネーションへと殴り込んで伝説を作っちゃってんだよね
で、その過程でとんでもないことを色々してて結果ライブ後に捕まったわけである。
インペイルド・レクタムのメンバーはヴォーカルのトゥロ(ヨハンネス・ホロパイネン)、ベースのクシュトラックスことパシ(マックス・オヴァスカ)、ギターのロットヴォネン(サムリ・ヤスキーオ)、そして今は亡き初代ドラマーに変わり加入したオウラ(チケ・オハンウェ)である。
獄中で大物プロデューサー・フィスト(アナトーレ・タウプマン)から、かの超大型メタルフェス「ヴァッケン・オープン・エア」への出演の打診を受けるが、収監中でありまたクシュトラックスが商業主義的なフェスを受け入れられずに辞退することに。
後日ロットヴォネンの実家のトナカイ粉砕場が地上げ屋の乗っ取り危機にあい父親が体調を崩している知らせがあり金が必要だと4人は脱獄、ヴァッケンへの出演を決意する。そこでフィストに連絡をとるが一度は断っており、とっくに枠はないと断られる。
食い下がると、あるフェスへの出演を持ちかけられるが開催はわずか2日後である。刑務所から追ってきたドッケン元大佐の車を奪い、フェスへと向かう。途中パスポートがないことからツアーバスの荷台に忍び込み、それはたまたま同じ目的地のベテランバンド・ブラッドモーターのバスであった。初期作は衝撃的な作品だったのだが、昨今は商業主義の奴隷と化しフィストに言われるがままとなっているバンドである。
前作でもメンバーの部屋にポスター貼ってあったバンドなんだよな
いざフェス会場につけばコピー曲を演奏するよう指示され、やはりクシュトラックスが断り、出られなくなるも、ブラッドモーターのライブで図らずもステージにあがったトゥロのボーカルが受け、フィストはトゥロを軸にプロモーションをし始める。
で、その結果やはりバンド内で軋轢が発生。ないがしろにされたメンバーたちがつぎつぎと去っていき、どうにかたどり着いたヴァッケンだったがもはやそこにはトゥロしか残っていなかった。どうなるインペイルド・レクタム…!
ってな話。
『ヘヴィ・トリップⅡ/俺たち北欧メタル危機一発!』のほんわか感想
冒頭のライブシーンはかなりあがったのだが、終わってみれば正直なところカタルシスに欠けるラストだったと感じてしまった。
ヴァッケンのくだりはなにやらキレが悪かったような…
愛すべき4人にまた会える、という点では良いのだが…。
あとBABYMETALが出演している。
カメオ出演じゃなくて結構しっかり英語でしゃべって物語に絡んでくるんだよね。
「商業的に作られた唾棄すべきメタル」と行った感じで捉えそうなクシュトラックスがなんだかんだで好きになってしまうのがちょっとおもしろい。
監督からは「次回作は日本が舞台かも?」なんて話も出ているようなのでまたインペイルド・レクタムに会える日が来るかも知れない。
ちょっとモヤったけど曲は今回もかなり好き
おわりに
ということで、『ヘヴィ・トリップⅡ/俺たち北欧メタル危機一発!』を観た!という話である。
もっとガッツリライブ観たかったな〜
しかしまだ続きそうなので次回に期待…!