そんな方々へ、つまみ食い的にメタルを愛好する筆者が好きなアルバムをそのバンドの紹介をからめつつ、脈絡なく紹介させていただく。
フィーリング重視のゆるい紹介にはなるがメタルにあまり馴染みのない方々にとって、気軽な入り口となれば幸いである。
未曾有の新人バンドの衝撃!
トリ
このたびサブスク解禁となった筋肉少女帯人間椅子「地獄のアロハ」について記す!
メタルつまみ食い 筋肉少女帯人間椅子「地獄のアロハ」
地獄のアロハ の収録曲一覧
CD
01. 地獄のアロハ
02. ダイナマイト (筋肉少女帯Version)
03. 少年、グリグリメガネを拾う (人間椅子Version)
04. 地獄のアロハ (Heavenly Version)
05. 地獄のアロハ <KARAOKE>
06. ダイナマイト (筋肉少女帯 Version) <KARAOKE>
07. 少年、グリグリメガネを拾う (人間椅子 Version) <KARAOKE>
08. 地獄のアロハ (Heavenly Version) <KARAOKE>
DVD 内容
地獄のアロハ (Heavenly Version) MUSIC VIDEO
2012年5月19日 @赤坂 BLITZ
「地獄の決定打!筋肉少女帯 VS 人間椅子 VS人間筋肉少女椅子帯」LIVE記録映像より
1. 君は千手観音
2. 僕の宗教へようこそ
3. りんごの泪
4. 釈迦
筋肉少女帯人間椅子 are
大槻ケンヂ vo.
内田雄一郎 ba.
橘高文彦 gu.
本城聡章 gu.
和嶋慎二 gu. & vo.
鈴木研一 ba.
ナカジマノブ dr.
サブスク解禁! みんなで聴くべし「地獄のアロハ」
筋肉少女帯人間椅子「地獄のアロハ」(2015年5月13日発売)もサブスク配信解禁になっています!
もちろんお互いの曲をカバーした曲も聴けます!!
「ダイナマイト(筋肉少女帯Version)」「少年、グリグリメガネを拾う(人間椅子Version)」https://t.co/y0waCrfXTP— 人間椅子staff (@planetcaravan69) 2018年11月1日
ということで筋肉少女帯人間椅子の地獄のアロハが非常に聴きやすくなっていたようである。
ということで改めて紹介させていただきたい。
地獄のアロハを聴くべし!
ということでまずはPVを貼っておく。
久しぶりにみたらやはり楽しげで良い。
この地獄のアロハであるが、聴いていただければお分かりになろうが、その中身は実は自己紹介ソングとしても機能している。
各バンドの色がそれぞれ出るリフと詞の対比もなんとも楽しい。
和嶋氏と橘高氏のソロでも立て続けに楽しめる。
何より良いのは七名という大所帯の圧倒的な迫力であろう。
楽器も多ければ声も多い。
両バンドが好きな身としてはとにかく最高である。
えもいわれぬ怪物感
通常盤のジャケットはこんなかんじである。
もはや怪人達の集いである。
この絵面だけでどんぶり飯3杯はイケるという物である。
実際に「エクスペンダブルズっぽく」という意図でジャケットは作られたとか。
リフにも注目! 作曲者のクレジットにヒントあり
地獄のアロハの作曲者としては5名が名を連ねている。
その並びがちょっと変わっている。
和嶋氏、内田氏、本城氏、鈴木氏、橘高氏とう並びであり、ぱっと見はなんの順番かわからない。
これは実はリフの順である。
地獄のアロハのリフを作った5名が、各自が作ったリフが曲中に出てくる順に連名しているのである。
もちろんリフが複数出てくるケースも有るため単純には対応しないが、リフ考案者を予想するきっかけとなろう。
両バンドが好きな人は是非どのリフが誰のリフか感じつつ聴いてみるべし!
定位にも注目! あの人のサウンドは何処!?
ギター3人、ベースふたりとただでさえ楽器が盛りだくさんなわけだが、音源を聴くと実は各メンバーの音を聴き分けるコツがある。
というのも、実は「地獄のアロハ」はメンバーひとりにつき1chで録音がなされているのである。
つまりどこに誰の音が鳴っているか聴きやすいのである。
是非ヘッドフォンやイヤフォンでじっくり聴いてみることもおすすめしたい。
絶妙な選曲で相互カバー
新人バンド筋肉少女帯人間椅子のシングルにはベテランバンドの曲もカップリングされている。
筋肉少女帯と人間椅子の互いのバンドの曲をカバーしあっている。両者ともにまったくの違和感なし。
それぞれ物凄い筋肉少女帯っぽい、また人間椅子っぽい演奏なのである。
当たり前ではあるが。
一部の隙もない仕上がりである。
さすがに盟友同士のカバー。
ということでカバー曲も堪能すべし!
筋肉少女帯の選曲:ダイナマイト
オーケンが叫ぶ!
まずもってオーケン氏が叫ぶのである。
それだけでかなり筋肉少女帯感がでるわけである。
駆け抜ける! 最初から最後まで筋少節炸裂
橘高氏らしい速弾きでいきなり勢いを増す。
サポートキーボーディストの三柴氏のピアノが煌びやかな筋少サウンドを彩る。
更には内田氏の野太いコーラスが筋少感を加速させる。
オーケン氏がギャンブルするイメージは全くないが、この曲が持つ徒に扇動するような曲調がマッチしすぎているといえる。
必聴!
人間椅子の選曲:少年、グリグリメガネを拾う
これまたオリジナル曲のごとくマッチした雰囲気に仕立てあげてきているのがさすがである。
三名のボーカルワークが秀逸
まずもってやや高めなキーゆえに和嶋氏のボーカルも妙な熱を帯びていて最高である。
鈴木氏はもはや安定感のあるこぶしのきいた声に凄みがある。
そして「喝!」にナカジマ氏を配するあたり、なんともたまらない。
グリグリギターソロ
ギターソロにおいてはグリグリお馴染みの印象的なソロフレーズを断片的に採用しておりハッとする。
しかしながら更に和嶋氏ならではのソロに仕上げているのがさすがである。
人間椅子の少年、グリグリメガネを拾うを楽しむべし!
当時のインタビュー記事の紹介
地獄のアロハ発売当時のインタビュー記事を改めて読んだ筆者であったがやはり本人達の声は要チェックである。
面白いので是非読んでみていただきたい。
参考
筋肉少女帯人間椅子 平均年齢49歳の“新人バンド”デビュー音楽ナタリー
参考
奇跡のコラボ『筋肉少女帯人間椅子』ナカジマノブ(Dr.)インタビュー「皆が集まると軽音部の部室そのもの」ルガジェット通信
おわりに
ということで筋肉少女帯人間椅子の地獄のアロハの紹介であった。
改めて聴いてやはり最高であった。
当時観に行った渋谷公会堂でのライブも最高だったわけだが、もう一度ライブでもやってほしいものである。
オリンピック的に4年に1度くらいのライブを希望する次第である!
いやはや、それにしても筋肉少女帯人間椅子、面白いものである。
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