【人間椅子を聴くべし】vol.17「頽廃芸術展」【オススメ・ライブ定番曲の紹介】

人間椅子頽廃芸術展レビュー・おすすめと定番紹介

人間椅子を聴くべし
このシリーズは、これから人間椅子を聴いてみたい・人間椅子のライブに行ってみたいと考えている全ての人へ向けたアルバム紹介の記事である。

 

加えて、都内のワンマンライブには2011年からほぼ欠かさず通っている筆者が、アルバムにおけるライブ定番曲も紹介する。

 

人間椅子の恐ろしくカッコ良い音楽に触れるきっかけになればと願ってやまない。

トリ

かっこいいぞ!

人間椅子オススメと定番紹介まとめ

【随時更新】まとめ・人間椅子を聴くべし

人間椅子を聴くべし vol.17「頽廃芸術展」信念を掲げる7th!

頽廃芸術展 収録曲

1998.02.21 Release

頽廃芸術展
 

01. 胎内巡り
02. 戦慄する木魂
03. 九相図のスキャット
04. 血塗られたひな祭り
05. 菊人形の呪い
06. 天体嗜好症
07. 村の外れでビッグバン
08. ED75
09. エキサイト
10. 阿片窟の男
11. 銀河鉄道777
12. ダンウィッチの怪

頽廃芸術展の特徴

人間椅子7枚目のスタジオアルバム。

後藤マスヒロ氏が正式にメンバーになって初のアルバム。

頽廃芸術展とはナチス政権下にて行われた芸術展のことだとか。

自らの音楽を信じ貫く人間椅子の姿勢が如実に現れているタイトルと言える。

そして各曲のタイトルに「なにこれ」となる。

トリ

確かに!

仏教世界を色濃く出した曲、なにやら不思議なタイトルの曲が並ぶのが一目でわかるだろう。

期待にそぐわない非日常を味わえる逸品揃いである。

ジャケットも実に非現実的で最高である。

頽廃芸術展の収録曲紹介

01. 胎内巡り

おすすめ曲である。

ドゥーミーな鈴木曲に和嶋氏の仏教的な詞世界が乗る。

独特なムードが楽しめる。

ラストに唱えられる四弘誓願のコーラスがたまらん。

トリ

仏道無上誓願成ー♪

02. 戦慄する木魂

スピード感のある和嶋曲。

この頃の和嶋氏の声も個人的には好きである。

03. 九相図のスキャット

おすすめ曲である。

スキャットの入った和嶋曲。

途中で不思議なシンセ音が入る。

鈴木氏と並行して歌が乗るところが非常に良い。

九相図(くそうず)とは、屋外にうち捨てられた死体が朽ちていく経過を九段階にわけて描いた仏教絵画である。

そういうラブソングである。

乱歩の蟲のような絵面が想起される。

トリ

ちゅっちゅるっ、ちゅっちゅっちゅ、ちゅーいぇー♪って凄いな。w

04. 血塗られたひな祭り

タイトルがたまらない鈴木氏作詞作曲の曲。

おすすめ曲である。

鈴木氏のあらゆる声色・笑い声が楽しめるのも魅力。

ソロにおけるファズでつぶれたようなギターの音色がなにやらすごい。

トリ

血塗られ感!

05. 菊人形の呪い

おすすめ曲。

和嶋氏の荒々しいボーカルが楽しめる呪い曲。

なかなかキャッチーで良い。

ラストに展開して駆け抜ける様がかなりカッコ良い!

トリ

うらめーしーやー♪

06. 天体嗜好症

魅惑の宇宙シリーズ。

不思議な浮遊感が終始楽しめる名曲である。

タイトルも良い。

重厚さを増し先へと進むアウトロがなんとも感動的である。

おすすめである。

トリ

ふわふわしとる!

07. 村の外れでビッグバン

これまたタイトルが良すぎる和嶋曲。

小気味良い謎の詞が続き妙な聴き心地である。

コーラス的に入る鈴木氏(?)の奇声も楽しげ。

08. ED75

鈴木氏による至高の電車シリーズ。

ブルージィなギターフレーズがかなり哀愁を纏っており、鈴木氏の歌唱と相まってさらに魅力的に、寂しげに響く。

ラストに展開して電車が寂しくも淡々と走る様を感じざるを得ない表現力にやられる。

トリ

名曲

09. エキサイト

鈴木氏によるギャンブルシリーズの一曲。

刹那的なギャンブル感にヒリヒリさせられる。

トリ

死ぬまで続く運試し!

10. 阿片窟の男

へヴィで夢うつつな和嶋曲。

やはりこの頃の和嶋氏のやや乱暴な雰囲気を纏ったボーカルが素晴らしい。

11. 銀河鉄道777

宇宙シリーズとギャンブルシリーズのハイブリッドともいえる一曲。

こっちは汽車っぽい。

トリ

確率変動ー♪

12. ダンウィッチの怪

最高におすすめな一曲。

2018年の夏のワンマンにて披露され、筆者がひどく歓喜した一曲である。

シンプルながらおどろおどろしいベースから、静かに聳える怪異が感じられる。

アンビエントな趣の間奏も聴き応えあり。

トリ

ライブではノブさんの◯◯が披露されたぞ!

鈴木氏のレアな笑い声も聴ける名曲。

おわりに

ということで頽廃芸術展の紹介であった。

人間椅子の信念を貫く姿が眩しいアルバムである。

ジャケットもこれまた素晴らしい。

定番という定番はないアルバムだが、名作なのは間違いないと筆者は感じている。

 

いやはや、それにしても頽廃芸術展、面白いものである。

トリ

みんなで聴こう!

 

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