九十九島の海を再現した地域密着型水族館をコンセプトとしている。臨場感あるイルカショウ、研究にも力を入れているクラゲ、永遠に観ていられそうな九十九島湾大水槽など魅力ある展示が多い。
→展示が綺麗で見応え十分。佐世保駅からのアクセスもまずまず(バスで一本)。
海きらら 九十九島水族館の行き方
基本情報
所在地
〒858-0922 長崎県佐世保市鹿子前町 鹿子前町1008
入館料
1440円
営業時間
9:00 – 18:00(11-2月は17:00まで営業)
所要時間
90 – 150分
トリ
大まかな行き方
バスターミナルの建物内で市営バス1日乗車券が購入できる。利用するとバス代と入館料が計120円安くなる(バス代が往復で20円、水族館の入館割引100円の優待)。
海きらら 九十九島水族館の感想(+撮影した写真)
筆者の来訪時期:2018年6月
※筆者は特に生物には詳しくないため、諸々ご了承いただきたい(言い訳)。
水族館。
そこは非日常を求め訪れし者が集い、日焼けした魂を癒す束の間の安息地である。
時間や社会に囚われつつ現実逃避に走るとき、つかの間、彼は自分勝手になり、自由になる。
誰も邪魔せず気を遣い、水生生物を至近距離で撮影するという孤高の行為。
この行為こそが、現代人に平等に与えられた最高の癒し、と言えるのである。
筆者、佐世保の洗礼をうける
筆者はうなだれていた。
この日の前夜、佐世保駅近辺で非常においしいちゃんぽんを食していた。
そしてどうせならと、続け様に小さいサイズの佐世保バーガーを駅にあるお店で購入して食べようとしたのである。するとお店の方に勧められるままにうっかり通常サイズ(でかい)を購入したばかりか、うっかり自らポテトもつけていたのである……!
ということで昨晩のあおりをうけた重いお腹でバスに乗り込み海きららへと向かった。
とりあえずナマコ
お腹が重いながら朝イチで入館した。
そしてまず現れるのはなまこである(2周目も同じところに鎮座していた)。
結構色々いる
少し進むといくつかの水槽が並ぶスペースに入る。なかなか変わった生物が並ぶ。
永遠に観ていられそうな大水槽
水族館の中腹(?)にある大水槽は特に美しい。太陽の光が入ってくる構造になっており、マイワシの群も合間ってキラキラと表情を変える(マイワシは実に良い)。ぼーっと観ていられる至高の水槽である。
特にエイは5種類ほどおり、大きいものが多く見応えが半端ない。
クラゲもどうやらすごい
暗い「クラゲシンフォニードーム」では11種類300匹を展示する。またクラゲ研究室もなるコーナーもあり、実際に研究に使用している部屋も覗けるようになっている。更にはノーベル化学賞受賞の下村脩博士(この水族館の名誉館長でもある)の業績を称えるコーナーもあったりする。
ということでクラゲを堪能した。
徒らに揺蕩うクラゲをただ眺めるという至福の時を過ごす。
何やら見慣れないクラゲもちらほら。
イルカもなにやらすごい
海きららではイルカショーも見逃せない。所要時間は20分ほど。
2匹のハンドウイルカによるパフォーマンスは、スタッフの方々とのちょっととぼけたやりとりでほんわかしていると見せかけてくる。しかし臨場感があり見応えもある。
シートはイルカとの距離がかなり近い。覚悟をもって臨むべし。
特にすごいのがキャッチボールである。なんと空中にて1匹が口で放ったボールをもう1匹が口でキャッチすると言うのである。割と序盤にあっさりやってしまうのでくれぐれも見逃さないように!
その後もショーは続き結構連続でジャンプしたりする。カメラ濡れたらどうしよう的な緊張感とショーを楽しむ気持ちの間で筆者も必死であった。
ちなみに筆者が訪問した2018年6月時点で、2匹とも人工授精により妊娠中とのことだった。しかし全てのパフォーマンスをこなしていた。
2匹の様子を日々スタッフが記録・公開している。
まとめ
見応えがあり佐世保からのアクセスも悪くはない。
大水槽やショーのクオリティが非常に高く大満足できる。
いやはや、それにしても海きらら、面白いものである。
実におすすめの水族館である!
余談
その後せっかくなので佐世保駅にて最後に食事していくことにした。
ということで長崎を後にしたのであった。