大槻ケンヂ氏(ボーカル)・NARASAKI氏(ギター)・三柴理氏(ピアノ・キーボード)・ARIMATSU氏(ドラム)で構成されるロックバンド(結成当初は「パンクチーム」)である。
卓越した演奏と大槻氏の詞世界が無二のムードを作り出す。
ソリッドでシンプル(ただしMCはオーケンらしさに富む)なステージがシビれるバンドなのである。
トリ
2019年8月16日に特撮が久しぶりに新たな音源をリリース!
ということで、大人な魅力満載・聴くほどにハマるEP「スリーストーリーズ」を紹介する。
【バンド】特撮「スリーストーリーズ」を聴くべし!
特撮・スリーストーリーズの概要
『スリーストーリーズ』は、特撮としては3年半ぶりとなる新作である。
8月16日の東京・LIQUIDROOM公演を皮切りに、8月20日の東京・新宿LOFT、8月23日の大阪・umeda TRADの3会場で行われるワンマンライヴ<特撮2019 LIVE「特撮・夏のデビル〜スリーストーリーズ発売記念LIVE !」>の会場にて販売される限定シングルとなっている。
新曲3曲とその各曲のoff vocal ver.も収録。
更に、7月15日にパシフィコ横浜で行われた所属レーベルが主催するフェス<EVIL LINE RECORDS 5th Anniversary FES.“EVIL A LIVE” 2019>のステージで披露した4曲のライヴ音源が収録されている。
更に更に、「特撮メンバーカード」なるものが5種類の中からランダムで付いてくる。
特撮・スリーストーリーズは大人な魅力満載
特撮といえば、演奏陣の圧倒的スキルで繰り広げられるタイトで激しいプレイとオーケン氏の力強いボーカルが絡み合う様があまりに魅力なわけである。
しかしながらデビューアルバムからかなり幅広い音楽性を魅せていたバンドでもあり、昨今大人な魅力を存分にみせる曲も出てきている。
まさにその通りである。
今作「スリーストーリーズ」ではそんな方向性が強めに感じられるEPとなっている。
正直なところアガる方向性の曲が聴きたかったのだが、しかし聴くうちにこのスリーストーリーズもまただんだんとのめり込んでいった次第である。
特撮・スリーストーリーズの各曲紹介
と言うことでフィーリング重視の簡単な曲紹介である。
夏のデビル
作詞:大槻ケンヂ 作曲:NARASAKI
まさかのサンバである
終始軽快なサンバ的なビートでまさに夏な感じである。
これがなかなか癖になる。
そして演奏陣の引き出しの多さもまた驚くばかり。
ちょっとケシカラン詞もまた良い。
しかしよくよく読むとホラーなのかもしれない。
メグマレ
作詞:大槻ケンヂ 作曲:NARASAKI
新機軸な一曲ではなかろうか。
ボートレースと恋を絡めたという曲である。
誰かの自滅で拾えた勝ちを「恵まれ」と言うそうである。
ボートレースには行った事がない筆者だが、立ち込めるムードが好きである。
オーケン氏曰く「かなり好き」な曲とのこと。
ピルグリム(放浪者)
作詞:大槻ケンヂ 作曲:三柴理
エディこと三柴氏作曲の静かでしかしあまりに壮大な一曲。
三柴氏の美しいピアノがただただ素晴しい。
そしてオーケン氏の詞もまた美しいのである。
個人的には一番のおすすめ曲。
ライブ会場にてCDを購入してきた
ライブ前に配信されたものを購入していた筆者である。
しかし会場にて思わずCDも購入してしまったのであった。
おわりに
と言うことで特撮のEP「スリーストーリーズ」の紹介であった。
久しぶりに始動した特撮の、新たな魅力に迫れるかもしれないオススメEPである。
是非じっくり聴いてみていただきたい。
いやはや、それにしても特撮、もっとライブが観たいものである!