筆者
ということでまずは氏がブライアン新世界時代のデビュー作「NEW AGE REVOLUTION」を紹介していきたい(例によってフィーリング重視ではある)。
ブライアン新世界「NEW AGE REVOLUTION」
ブライアン新世界=BRIAN SHINSEKAI=Ryan.B
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、正式に。
PIGGSで”Ryan.B”という名前でサウンドプロデュースしているのは、僕BRIAN SHINSEKAIです! https://t.co/EV1ZlVKsxG— BRIAN SHINSEKAI / 伊藤新之介 (@BRIAN_SHINSEKAI) June 8, 2020
NEW AGE REVOLUTIONの収録曲
2012年07月04日
- Generation 3.00
- Rock’n Roll Dreams Come True
- AIUEO 〜愛飢え男〜
- レクイエム -SEE YOU AGAIN-
- NEW AGE REVOLUTION
2012年に発表されたブライアン新世界の2作目。
5曲入りのミニアルバムである。
曲調は様々ながら、通してグラムロックな華やかな音がたまらない。
どこか懐かしくも、やはり新しいのである。
後の作品に比べるとあまりにストレートな、しかし熱い歌詞が特徴である。
歌唱や演奏も含め、かなりの熱量に満ちた作品である。
そして、ひとつの大きなテーマとして、我々に愛を問いかけてくるアルバムである。
NEW AGE REVOLUTIONの各曲の紹介
Generation 3.00
平成3年生まれの悲哀の歌。
わかりあえない世代間のすれ違い、大人の嘘への怒りを歌っている。
3拍子のメランコリックなムードが立ち込める形で始まる超絶ドラマティックな曲である。
ともすれば「あれ曲変わった?」というくらい大胆に展開するのがカッコよい。
劇的に盛り上がり、暴発寸前で次の曲へと静かに移る。
Rock’n Roll Dreams Come True
静かだが、それでいてものすごい熱い想いにあふれた曲である。
熱さがほとばしる歌唱に聴き入ってしまう。
AIUEO 〜愛飢え男〜
アルバム中、最もハードに疾走する愛の歌。
メロでギターとユニゾンするぶっといベースが特徴的に響く。
そこに乗る歌詞は、聴く側の何かしらを大胆に刳りぬくような鋭さである。
非常にかっこいい。
当時MVになったそうだが、現在は見られない模様。
レクイエム -SEE YOU AGAIN-
祖父へと向けた鎮魂歌になるのだろうか。
偲ぶ想いと受け継いだ意志を優しくも力強く歌い上げる感動曲である。
NEW AGE REVOLUTION
ラストを飾るのは表題曲にして力強いグラムロック的なバッキングで駆け抜けるエモーショナルな革命の歌である。
2010年代をどう生き抜いていくのだろう?という自問からはじまる曲だが、いまや2020年代である。
そしてPIGGSのサウンドプロデューサーとなったRyan.Bは時代を変えるのだろうか!?
Love is alright! Love is alright!
時代を変えんだよ
荒野を彩るコスモスになろう
このときはコスモスである。
PIGGSのKICKSにおける「荒野に咲いた青い薔薇」ではないけれど、むやみに共通点を見つけて勘ぐりたい筆者である。
そんなわけでコンパクトなミニアルバムながら、激アツな最後の曲で大団円である。
聴きながら併せて読みたい対談記事
BRIAN SHINSEKAI特集 第5回|BRIAN SHINSEKAI×ROLLY対談
参考
BRIAN SHINSEKAI特集 第5回|BRIAN SHINSEKAI×ROLLY対談音楽ナタリー
アルバムの内容を直接扱っているわけではないが、おすすめなので紹介する。
すかんちをよく聴いていたというBRIAN SHINSEKAIだが、すかんちのROLLY氏との対談である。
両者のルーツとなるグラムロックについての話を軸に語り合う内容であり、大変興味深い。
おわりに
ということでブライアン新世界の2枚めのミニアルバム「NEW AGE REVOLUTION」を聴いた、という話であった。
若き熱い想いが渦巻くハイカロリーな1枚と言える。
そしてどの曲にも通じるグラムロックな音はどこか懐かしくも新しい。