2022年11月末から12月にかけて、まとまった休みを取れたので青森へと向かった。
その3日目の記録である。
青森旅行3日目【弘前巡礼】
この日の予定
- 青森駅から弘前へ移動
- 赤レンガ倉庫美術館
- 昼飯にフレンチ【salon de cafe Ange】
- 弘前城
- 長勝寺
- スタバ弘前公園前店
- 夕飯【結果的にラーメンを食べる】
さて、ヘドバンという雑誌のvol.15に「人間椅子のルーツを辿る〜弘前巡礼」という企画が掲載されていた。
2017年のことである。
ヘドバンの編集長と人間椅子鈴木氏が弘前を訪れ、鈴木氏のオススメスポットをめぐるというものだった。
筆者
ということで全ては回れなかったが、掲載されていたなかからいくつか足を運んでみた次第である。
青森駅から弘前へ移動

起きたらこんな感じになっていた。
3日目の朝である。
昨晩の雪によって東北の冬っぽくなっている街の様子を確認した。
泊まったスーパーホテルで無料の朝食がいただけたので食べていくことに。

クオリティ高かった。スーパーホテル恐るべし。
ちょっとのつもりだったがバイキング形式にやられむやみに食べてしまった。
そして大変美味しかった次第である。
その後ホテル前からバスを利用して青森駅へ、それからつがる2号という特急に乗車していざ弘前へ。

丁度いい時間の電車が見つからず特急つがる2号に乗ったがこれまた快適…!
青森到着〜赤レンガ倉庫美術館
30分ちょいで弘前駅へ到着した。
駅付近を周回している100円バスがあるのだが、到着時点でまだ走り始めていなかった。
ということで歩いても到着時間変わらんし、と最初の目的地赤レンガ倉庫美術館へと歩いてみた。

こういうバスが10分おきに回っているそうだ。弘前滞在中は使い倒す予定だったが、結果一回も使わずに踏破した(結構歩ける)。

到着。いい感じの建物。それはそうと雪が強まるばかり。
この日の展示は「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」奈良美智展弘前 2002-2006 ドキュメント展ということで、昨日の県立美術館に続き奈良美智氏関連である。

入り口にはA to Z Memorial Dog。かわいい。そしてでかい。
洋館を見学しつつ昼飯にフレンチ【salon de cafe Ange】
さて昼飯時である。
聞くところによると、弘前はフレンチが有名だそうな。
筆者も是非たべたかったため、弘前城の近くにあるサロン・ド・カフェアンジュへと行ってみた。
ちなみに弘前は洋館も有名だそうで、そんな洋館のひとつ「旧東奥義塾外人教師館」に入っているお店である。

旧東奥義塾外人教師館。

サロン・ド・カフェアンジュが入っている。洋館の見学も自由に可となっている。
せっかくなので、まず洋館を見学。

いい感じのレトロさが漂っていた。

座ってみたい。

こんな感じで観て回れる。非常にコンパクトながら見応えあり。

2階の平面図。
見終えたので1階のカフェへ。

メニュー。筆者は奮発してフランス御膳(B)なるセットを注文した。
ここのフレンチはお箸で食べられる気軽なものになっているそうな。

セットのコーヒーを、津軽藩を再現した「藩士の珈琲」なるコーヒーへと変更してもらった。

まずスープとオードブル、サラダが到着。
スープはりんごの冷製ポタージュ。

オードブルもうまし。

メインとなる魚料理+肉料理。豪華…!

肉料理。やわらか美味しい。ソースには味噌が使われていたと思われる。ちょいと和風な趣もまたたまらん…!

魚。こちらも美味…!付け合せまでしっかりおいしい。

ごはん。炊きあがりがすごいいい感じだったのでびびった。ちなみにピンクの岩塩だろうか、表面にうっすら味がついていた。単体でも美味しくたべられそうだった。

デザートはりんごのシャーベット。シャーベットながらどこかねっとりと濃厚な舌触りである。うまし。

藩士の珈琲到着。

1分たったらバッグに入ったコーヒーをスプーンでぐにぐに。

時間やもみ具合で味は調整可。どこか素朴な味わいに感じた。

ちなみにすぐとなりに旧弘前市立図書館もある。これまたレトロな趣。
弘前城【鈴木氏スポットその1】
さて、店を出ればすぐそばに弘前城である。

追手門口のそば。雪が強まってきた。
弘前城といえば、ヘドバン vol.15にて鈴木氏が編集長とともに追手門口のあたりでバナナアイスを買って食べた地である。
が、降りすさぶ雪の中アイスが売っているわけもなく、仕方なく中へと進む。
工事中の弘前城だが、その工事の様子が記録されていたりした。

工事中。

この日は有料区域も無料となっていた(ただし天守閣には入れなかった)。植物園は冬季は閉園していた。

公園内は赤い橋が点在していた。雪に映えるからか、平日ながら観光客がちょいと集まっていた。

天守発見。

より近づいた天守。鈴木氏も雑誌内にてこのあたりで撮影されていた…!

お堀。

桜のトンネル(雪)。
ということで公園内を歩き回り堪能したので、次なる目的地・長勝寺まで歩くことに。
長勝寺【鈴木氏スポットその2】

まちなかを歩いて、いわゆる禅林街へと向かう。
やむなし。歩き回るのは嫌いではないのであるき回った。

禅林街直前にいい感じのポスト。

禅林街の入り口に黒い門。

六角堂こと栄螺堂。

まっすぐな通りにお寺が並んでいる。一番奥が目的地長勝寺。

到着。

迫力ある三門。寛永6年(1629)に建立されたそうな…! 訪問時、足元は工事中であった。

ちなみに禅林街にはこんな感じでお寺が並んでいる。
鈴木氏の足跡をたどりつつ、次なる目的地へとまた歩いて移動である。
スタバ弘前公園前店【鈴木氏スポットその3】
レトロな建物が多く残る弘前だが、なんとスターバックスコーヒーが入っている有形文化財があるそうな。
鈴木氏曰く『弘前のスタバは行ってみる価値ありますよ』とのことで、当然筆者も行かずにはおれないわけである。
禅林街から20分弱で到着。
というかまた弘前城の追手門口付近に戻ってきた。

見えてきた。なにやらすでにいい感じ。

入り口にいろいろ書いてある。

また冷えたところで温かいコーヒー…!良い。クランベリーっぽいものが乗っかったなにかを注文(アップルパイがあることを期待していたが、なかった)。
店内は座席が3ブロックくらいに別れていて、それぞれ違ったいい雰囲気。
筆者はこじんまりとした一室の席に座ってみた。

店内の一室。天井が高い。窓や照明もいい感じ。なにやら写真なども飾られていた。
平日の午後ながらなかなか賑わっていた次第である。

弘前城に来たときは是非訪れてみていただきたい…!(観光シーズンはいかにも混みそう)
その後早々にホテルにチェックインしようと考えたが、また夜にシードルが飲みたいので「ねぷた村」という施設のお土産屋さんにてもろもろ購入していった。

弘前城追手門口の逆サイドのあたりにある。

今回購入したシードル2種と、おつまみにとまたドライリンゴ。
ホテルまでの道中に発見した喫茶店「可否屋葡瑠満」のアップルパイをテイクアウトで買ってみた。

シナモンはありなしを選べる。ありを選択。シードル飲むときに食べるか…!などと考えていたが、結果翌朝の朝食となった。
皮がサクサクなタイプ。うまし。
そんなこんなでこの日確保していたホテルニューキャッスルへとチェックインである。

ホテルニューキャッスル。
このホテルには1階にケーキ屋さんとカフェが併設されていた。

1階のケーキ屋さんとカフェ。アップルパイも売っていた。
夕飯【結果的にラーメンを食べる】
夕飯は満を持して、地のものと地酒がいただけるお店に…!と目論んでいた筆者である。
菊富士という有名なお店に足を運んだところ、なんというか、休みだった。

店休日。うっかり直撃するの巻。
直前に公式サイトのメニューをじろじろと眺めていたのだが、店休日まで把握できていなかった次第である。
気を取り直して近所のラーメン屋さんへと足を運んだ。
この日訪れたのは「中みそ」という味噌ラーメン屋さんである。
なんとフードコートのお店だが、これが非常に美味しかった。

この「NAKASAN」の地下一階にあるゾ。

ガチフードコート。しかし侮ることなかれ、評判のようである。

メニュー。筆者は限定のニンニク中みそをチョイス。チャーシュートッピングした。

スタミナ中みそチャーシュートッピング。ビジュアルが強め。白い塊は一瞬脂かと思ったが、たっぷりのすりおろしニンニクだった。

麺はこんな感じ。
「中みそ」は、なにげに創業が1969年の老舗である。
当時も別のフードコートに出店していたそうだ。
その中で時代に合わせて試行錯誤のうえで現在の味を作り上げ、地元にも親しまれているそうな。
そんなソウルフードを堪能し、ニンニクぷんぷんでホテルへと引き上げたのであった。
この日もシードルを
寒いのでホテルであったまり、買っておいたシードルを飲んだ。

TEKIKAKAシードル。色が濃い。これも甘みの少ないドライな味わい。

弘前シードル工房のkimori CIDREのドライ。色は黄色寄り。これまたおいしい…!
おわりに
こんな感じで3日目を終えた。
旅の一つの目的であった、鈴木氏が訪れていた地を色々と回ることができた。
雑誌の中では、それこそねぷたまつり(時期的に無理)に始まり、かのライブハウス「Mag-Net」や弘前中央食品市場(ともに閉店)、鈴木氏の実家など、訪問がかなわない場所も含まれていたが、行ける範囲でなるべく回ってみた次第である。
最終日である4日目にはおすすめの喫茶店で朝食をとることを目論んでいる次第である。