でかい
非常に広い敷地に世界各地の魚がたくさん展示されている。
環境水族館
環境の再現に力を入れている。動植物が共存する展示が多い。そのための温室などもある。
大水槽が変わっている
大水槽が目玉。親潮と黒潮の潮目を再現したという三角形のトンネルがある。
変わった生物が展示されている
魚などの生物にとどまらず、フェネック、ゴキブリ、盆栽、伝馬船といった幅広すぎる展示に戸惑う。
さらには大水槽前に寿司屋があったりと変な角度から面食らう。
かなりの種類の生物を観ることができる。展示も工夫が多く見ごたえあり。
また広いだけあって休憩する場所も結構ある親切設計。釣り体験やBBQできる場所も併設されており家族で楽しめる大水族館である。
結構変わった生物も多いので筆者も大いに楽しんだ。
大きくて家族向けなので、夏休みなどの行楽期は家族連れで賑わいまくる(そして実際お盆はすごかった)。
ただしイルカショーなどはない。
トリ
アクアマリンふくしまの概要と行き方
基本情報
入館料
一般 :1800円
小学生~高校生:900円
未就学児 :無料
営業時間
9:00〜17:30(3/21〜11/30)
9:00〜17:00(12/1〜3/20)
所要時間目安
90 – 180分
所在地
〒971-8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町50
大まかな行き方
車の場合
- 常磐自動車道いわき湯本I.Cから約20分
- 常磐自動車道いわき勿来I.Cから約30分
- 福島空港から国道49号線で約1時間40分
筆者はいわき勿来I.Cから向かった次第である。
駐車場について
700台分ある。無料で利用可。
2018年より水族館の向かいにできたイオンと駐車場が共用になったため非常に混雑するとのことである。
混雑状況は公式ツイッターにて日々案内が出る。
筆者が2018年のお盆のはじめに訪れた際、到着した朝9:30ですでに駐車場には半分以上車が停まっていたようだった。撤収した正午くらいにはすでに満車となっていたので注意されたし。
電車・バスの場合
アクアマリンふくしまで撮影した写真(+感想めいたなにか)
訪問日:2018/08/12
水族館。
そこは非日常を求め訪れし者が日焼けした魂を癒す束の間の安息地である。
時間や社会に囚われつつ現実逃避に走るとき、つかの間、彼は自分勝手になり、自由になる。
誰も邪魔せず気を遣い、水生生物を至近距離で撮影するという孤高の行為。
この行為こそが、現代人に平等に与えられた最高の癒し、と言えるのである。
朝イチで乗り込みそびれ軽く絶望する
帰省先の仙台までの道のりのほぼ中間地点にアクアマリンふくしまがあることに気づいたのが帰省の数日前であった。
これは行くしかない! と意気込んだ筆者はその日朝から福島へ向かったのであった。
到着は午前9:30。すでにかなり駐車場は埋まりつつある。
世はまさにお盆なのであった。
お盆の人気の水族館は混む
まぁそういうものである。
ちなみにチケットはスムーズに購入できた。チケット売り場には購入用端末が2つと窓口が2つくらいある。
ただ昼前後には混むと思われる。
コンビニで事前に購入しておけるようなので利用を検討してもよいだろう。
敷地がものすごく広い
チケットを購入してから水族館までがまず離れている。
本館までいろいろありすぎて目移りするが筆者はまずは本館へと足を運んだのであった。
館内の展示に迫る
以下唐突にランキング形式でお届けする。
そしてただの筆者内のランキングである。まったく気にする必要はない。
アクアマリンふくしまの気になる展示ランキング3位:盆栽
盆栽はテラス的なところに展示されている。
他は混んでいるがここだけ誰一人観ていなかった。筆者がおもむろに足を踏み入れると、これは展示だと気づかれた方々がやってきてちょっと賑わった。それくらい目立たない、あるいは優先度を低くみられるのかもしれない。
筆者は結構好きである。
数年前に訪問した際も盆栽は展示されており、今回もまだあったので「これはレギュラーメンバーなのか!?」と驚いた。そして案内によるとまさに常設展示とのこと。小名浜盆栽研究会協力による展示だそうである。
アクアマリンふくしまの展示における、動植物が共存する水際の生態系展示は、日本庭園や盆栽に通じる考え方のもと作られているのである……!
そんなことが案内に書いてある。
アクアマリンふくしまの気になる展示ランキング2位:トリノアシ
こういう得体のしれない形の生物が妙に気になる筆者である。ウミユリの子孫でヒトデ・ナマコ・ウニあたりと同じ分類(棘皮動物)とのこと。節(?)が多くさきっちょがちろちろと動いていたのが非常に良い。
アクアマリンふくしまの気になる展示ランキング1位:ワラスボ
栄えある一位はワラスボである。きもカッコ良すぎるので筆者は無駄に水槽に張り付いていた(あまり人気はないのだろうか?)。
さらにほかの生物にも迫る
そのほか気になった展示について写真メインで紹介していく。
潮目の大水槽にある三角形のトンネルである。油断すると高確率で頭を打つ構造のトンネルなので気を付けるべし。
伊藤順二先生のうずまきファン垂涎のマイワシ。マイワシは実に良い。
ちょっと食べてみたかった。
角度的にわかりにくいが、口っぽいのは口らしい。
マリンスノーの説明書きが近くにあったのだがこのタコ水槽に舞っていたのがそうなのだろうか? 確認できず。
マリンスノーは海洋動物のフンや市外などが白い綿雪っぽい塊になったものだそうである。有機物が含まれ海底の貴重な栄養源なのだとか
- ヒレ光 :ヒレのみ光る
- 点光 :背びれ付近が点に光る
- 弱光 :背びれ付近に数ミリ程度の光沢が出る
- 中光 :魚体の半分ほどまで輝く
- 強光 :魚体の半分以上~頭部より後ろが輝く
- スーパー:目より後ろの背面がすべて輝く
- 鉄仮面 :口先から尾まで背面すべてが光り輝く
更に体色や体型で分けられるらしい。
シーラカンスのヒレの動きを再現しているロボである。
このようにシーラカンス関連の展示にも力を入れている。貴重な解剖標本をはじめ、世界で初めて撮影された稚魚の水中映像なども公開している。
アクアマリンふくしまは東日本大震災に際し、クウェート国から300万ドルの復興支援金をいただいていたそうである。その謝意も込められたクウェート・ふくしま友好記念日本庭園というエリアが作られているのである。フェネックはその一角の建物内で展示されている。
このほかにも釣り体験コーナー、縄文人が活用していた自然環境を再現したコーナー、カワウソコーナー、更にはやたら野菜が植えてあったりするのであった。
おなか一杯といえる。
ゴキブリについては今回掲載を見送る次第である。
ということで以上である!
まとめ
- 環境を再現した展示は見応えあり!
- 行楽期は混むので覚悟を持って臨むべし
- そしてボリュームもあるので適宜休憩しつつ観るべし
アクアマリンふくしまは広い土地にあらゆる展示が詰め込まれているボリュームたっぷりの水族館である。そしてその展示は環境の再現にこだわっており、環境含めて見知ることができる。
ショーはないため、ショー好きにはやや物足りないかもしれないが、それでも十分楽しめる水族館である。
いやはや、それにしてもアクアマリンふくしま、面白いものである。