筆者が過去何十周と見返していた映像作品の、実に10年以上ぶりの最新作が発表された!
トリ
時効警察が三度帰ってきた
時効警察には謎の影響を受けたことを振り返る
「仕事は怒られない程度にやってあとは趣味、ってのもいい警察人生よ」
と言ったのは熊本課長である。
総武警察署の時効管理課課長である。
そう、伝説的なドラマ時効警察の登場人物である。
その発言がなぜか筆者にひどく響いた。
よりにもよって、である。
この言葉に妙に感化された筆者は、学生時代から低水準のエネルギー出力でもって、ズブズブと低空飛行を貫いた。
結果として現在どん詰まりの会社員の傍ら、この行き止まりのような現実逃避ブログを書いているのであった。
まだ怒られていない、と言うだけでいつ怒られるのかと気が気ではないのが正直なところである。
さらにいえば、そんな状態が続いたためもはや麻痺していると言うのが正直なところと言える。
どうやら筆者という人間にはそれが無理なので諦めている。
「時効警察はじめました」
さて、そんな人生の難民を生み出したドラマ「時効警察」が帰ってくる!
「時効警察はじめました」
公式アカウント、はじめました。
時効警察、12年ぶり、寝耳に水の復活です。
よろしくお願いします。#時効警察 #時効警察はじめました #テレビ朝日 pic.twitter.com/HFz7TwIYZV
— 【公式】「時効警察はじめました」@テレビ朝日 (@jikou2019) July 5, 2019
こんな恐ろしいことはない!と筆者は身構えるべく、改めて過去の「時効警察」シリーズを見返すことにしたのであった。
と言うことでこのシリーズでは、時効警察の各話のあらすじと、注目すべき小ネタを今一度取り上げたい。
小ネタこそが三木聡監督作品、そして時効警察の真髄と言えよう。
※ただし時効警察は各話ごとに監督が違う。そこがまた面白い!
時効警察シリーズを振り返るべし
ということで初期のシリーズ各話を振り返ってみたい。
1話ずつ追加していく次第である。
大まかなあらすじとチェックすべき(?)小ネタをだらだらと列記したい。
第1話 時効の事件には、おいしい御飯の湯気が似合うと言っても過言ではないのだ
記念すべき第1話である。
第2話 偶然も極まれば必然となると言っても過言ではないのだ!
第3話 百万人に無視されても、一人振り向いてくれれば人はしあわせ…じゃない?
第4話 犯人の575は崖の上
第5話 キッスで殺せ!死の接吻は甘かったかも!?
第6話 恋の時効は2月14日であるか否かはあなた次第
第7話 主婦が裸足になる理由をみんなで考えよう!
第8話 桜咲く、合格通知は死への招待状
監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 脚本:ケラリーノサンドロヴィッチ、山田あかね
オンエア:2006.3.3
ゲスト:櫻井淳子
第9話 さよならのメッセージは別れの言葉とは限らないと言っても過言ではないのだ!
おわりに
ということで時効警察が帰ってきてしまったのである。
時効警察はじめましたも存分に楽しみたいところである。
余談だが、「時効警察はじめました」というタイトルについて筆者の思うところをメモ的に記す。
三木監督は所謂「冷やし中華はじめました」に関して珍妙なエピソードを持っており、ちょいちょい映像作品内に小ネタとして投じてくるのだ。
「冷やし中華はじめたい」という張り紙を見た、というのがよく語られるエピソードである。
ということを思い出した、という話である。
三木監督はこう言った珍妙な小ネタを日々集めているそうな。
オーディオコメンタリーやインタビューに触れることでそう言った小ネタの源泉に触れられるのでより深い沼にハマりたい方にはそういう脇道に積極的に逸れていくことおすすめしたい。
いやはや、それにしても時効警察、面白いものである。