そんな方々へ、つまみ食い的にメタルを愛好する筆者が好きなアルバムを脈絡なく紹介させていただく。
フィーリング重視のゆるい紹介にはなるがメタルにあまり馴染みのない方々にとって、気軽な入り口となれば幸いである。
約10年ぶり!
トリ
RAMMSTEIN(ラムシュタイン)待望の新譜が発売されたのである!
アルバムタイトルは「」!
10年越しの期待をあっさりと超えてくる圧倒的アルバムであったことをここに記す!
メタルつまみ食い RAMMSTEIN「(タイトルなし)」
RAMMSTEIN「(タイトルなし)」の収録曲
2019.05.17
1. DEUTSCHLAND / ドイチュラント(ドイツ)
2. RADIO / ラディオ(ラジオ)
3. ZEIG DICH / ツァイク ディッヒ(姿を見せろ)
4. AUSLÄNDER / アウスレンダー(異邦人)
5. SEX / セックス
6. PUPPE / プッペ(操り人形)
7. WAS ICH LIEBE / ヴァス イッヒ リーベ(俺が愛するもの)
8. DIAMANT / ディアマント(ダイヤモンド)
9. WEIT WEG / ヴァイト ヴェック(遠く離れて)
10. TATTOO / タトゥー
11. HALLOMANN / ハローマン
復習 RAMMSTEINはこんなバンド
とにかく不謹慎でそれでいてどうしようもなく魅力的なバンドである!
クリストフ・シュナイダー (CHRISTOPH SCHNEIDER)(Ds)
フラケ・ロレンツ (FLAKE LORENZ)(Key)
オリヴァー・リーデル (OLIVER RIEDEL)(B)
パウル・ランダース (PAUL LANDERS)(G)
リヒャルト・Z・クルスペ (RICHARD Z. KRUSPE)(G)
ティル・リンデマン (TILL LINDEMANN)(Vo)
1995年デビュー以来、全世界で2,000万枚以上のセールスを記録し2.5億回以上ストリーミング再生されている、ドイツ最大級のバンド。
メンバー全員が東ドイツ出身であり、バンド名もドイツの都市「ラムシュタイン(RAMSTEIN)」からとり、アメリカで成功してもほとんどの楽曲を母国語のドイツ語で歌い続けている。
インダストリアルなメタル・サウンド、ショッキングなビデオ、オカルト的イメージ、火炎放射機を使った派手なライヴが評判を呼び、世界に強烈なインパクトを与えてきた。グラミー賞「最優秀メタル・パフォーマンス」に2回ノミネート(第41回/1998年「Du Hast」、第48回/2005年「Mein Teil」)。
ニュー・アルバムを伴い、2019年には18か国でスタジアム30公演を行う。チケット発売後1時間で100万枚以上が売れ、28公演が完売。
参考
BIOGRAPHYUNIVERSAL MUSIC JAPAN
RAMMSTEIN「」収録曲紹介
1. DEUTSCHLAND / ドイチュラント(ドイツ)
最強のリード曲。
出だしから早くも我々をRAMMSTEINの世界へと深く引き摺り込む。
イントロでまずやられること必至だろう。
高まるかのように繰り返すキーボードの幾何学的な旋律、そして突如槌の如く振り下ろされるギターの太く凄まじい音色が身を劈くようである。
MVはドイツ民族全体を擬人化した黒人女性「ゲルマニア」を取り巻く歴史を垣間見る構成になっている。
2. RADIO / ラディオ(ラジオ)
あまりに気持ちの良いリフである。
シンプルでいてRAMMSTEINっぽさに溢れたリフと言える。
歌詞を見るとベルリンの壁崩壊前のドイツを歌にしているようである。
こちらもMVが公開されている。
味のあるMVである。
リフに合わせて動くフラケが最高。
3. ZEIG DICH / ツァイク ディッヒ(姿を見せろ)
オペラ感のある始まり方である。
そこに折り重なる楽器隊の演出に高揚せざるを得ない。
非常に力強い曲である。
4. AUSLÄNDER / アウスレンダー(異邦人)
異邦人の歌である。
これまた印象的なキーボードの音色のイントロである。
サビではスペイン語、イタリア語、フランス語、英語、ロシア語が入り乱れる。
5. SEX / セックス
何やら直球なタイトルの曲である。
おそらくライブで聞けることがあったら一緒にタイトルを叫ぶことになるのではなかろうか?
6. PUPPE / プッペ(操り人形)
ティルの囁きボイスが静かに曲を導く。
そして不意に咆哮のごとき歌唱が吹き荒れるのである。
このコントラストでやられる一曲。
不穏な薄暗い詞である。
7. WAS ICH LIEBE / ヴァス イッヒ リーベ(俺が愛するもの)
テンポを抑えた美しい曲である。
サビではどことなく、ティルのソロプロジェクト、LINDEMANNの曲「ユーコン」を彷彿とさせる雄大さを見せる。
8. DIAMANT / ディアマント(ダイヤモンド)
美しく響くアルペジオにただただ誘われて、そして揺蕩うのみである。
身を委ねるべし。
2分半くらいの曲に仕上がっている。
9. WEIT WEG / ヴァイト ヴェック(遠く離れて)
特異な響きのキーボードの音色が印象的。
フェイザーだろうか、ゆらぐ感じがなんとも不思議である。
どこか哀愁のような、郷愁のような雰囲気がメロディーにも纏っており、どうにも心が揺れる。
しっとりと染み渡るギターソロも秀逸。
10. TATTOO / タトゥー
RAMMSTEINらしい、ガッチリと拘禁するかのようなザックザクなリフがたまらん一曲。
詞もまたRAMMSTEINらしさに富んだヒリヒリする不謹慎さに満ちている。
11. HALLOMANN / ハローマン
アルバムラストを飾るのは、奇妙でいて、しかしエモーショナルな曲である。
ベースのフレーズが怪しげで、更にピアノのうっすらとした旋律が乗っかり怪奇な趣きが立ち込める。
ティルのボーカルも囁き調から力強いものまで幅広い振れ幅を持つ。
詞も何やら仄めかすようでいて、判然としない。
そして少し煙に巻かれたようにアルバムの幕を閉じるのであった。
おわりに
ということでRAMMSTEIN、10年ぶりの新譜「」の紹介であった。
ちなみに豪華版的なものを購入したのでちらっと紹介する次第である。
いやはや、それにしてもRAMMSTEIN最高である。
(日本に来ることを願ってやまない!)