筆者
ということでまずは氏がブライアン新世界時代のデビュー作「LOW-HIGH-BOOTS」を紹介していきたい(例によってフィーリング重視ではある)。
ブライアン新世界「LOW-HIGH-BOOTS」
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、正式に。
PIGGSで”Ryan.B”という名前でサウンドプロデュースしているのは、僕BRIAN SHINSEKAIです! https://t.co/EV1ZlVKsxG— BRIAN SHINSEKAI / 伊藤新之介 (@BRIAN_SHINSEKAI) June 8, 2020
LOW-HIGH-BOOTSの収録曲
発売日: 2011/12/14
- LOW-HIGH-BOOTS (自宅DEMO)
- 月光ロッカー
- ロンリー論理に打ち勝て!
- つながり愛
- Burning my Fire!
2011年12月にリリースされたのがブライアン新世界のミニアルバム「LOW-HIGH-BOOTS」である。
全編通して熱きグラムロックが貫かれており、しかしその中にも多彩なアプローチが盛り込まれている。
そんな音楽的な振り幅の大きさはPIGGSの楽曲の多彩さとも通じていることであろう。
「LOW-HIGH-BOOTS」はタイトルも、各曲の歌詞も面白い表現を多用しているのでじっくり堪能すべきだろう。
まず度肝を抜かれる表題曲にして宅録曲LOW-HIGH-BOOTSで幕開ける。
いきなり濃密すぎるものすごい情報量のグラムロックであり、オペラチックな分厚いコーラス、ハードロックなギター、シンセサイザーと全く目まぐるしい。
続く4曲はバンドでレコーディングされている。
ということでノブ氏のパワフルでハードロックなドラミングも感じつつ聴いてほしいところ。
さて、2曲目以降について、まずはパワフルなピアノを主体としたロック「月光ロッカー」である。
その名の通りロッカーの曲である。
そして自分の内側に渦巻く人との交流についての妄念にとらわれる「ロンリー論理に打ち勝て!」はバンドサウンドのグルーヴがなんとも心地よい。
人と人とのつながりをしっとりと歌う「つながり愛」はこれまた2曲目とは異なる美しいピアノが印象的である。
ラストを飾る「Burning my Fire!」はあまりに熱く曲名を繰り返し叫ぶ激アツチューンである。
ということで5曲入のミニアルバムながら非常に濃い1枚である。
聴きながら併せて読みたい対談記事
BRIAN SHINSEKAI特集 第5回|BRIAN SHINSEKAI×ROLLY対談
参考
BRIAN SHINSEKAI特集 第5回|BRIAN SHINSEKAI×ROLLY対談音楽ナタリー
アルバムの内容を直接扱っているわけではないが、おすすめなので紹介する。
ROLLY氏との対談である。両者のルーツとなるグラムロックについての話を軸に語り合う内容であり、大変興味深い。
おわりに
ということでブライアン新世界の「LOW-HIGH-BOOTS」の紹介であった。
筆者個人としては結構ツボな方向性である。
それにしても多彩な楽曲を提示するRyan.B氏であるが、ブライアン新世界時代の楽曲に触れることでその一端でもつかむきっかけとなるかもしれない。