この記事は筆者がAmazonのPrimeVideoで視聴した作品をユルめに紹介するシリーズ記事である。
筆者
今回は、2018年のオカルトホラー的な映画「来る」である。
「来る」を観た!
超お払い映画である!
しかしこれが物凄いお払いなのである。
松たか子扮する日本最強の霊媒師の号令のもと、各地の神官、シャーマン、巫女やら何やらがなんでもありのごった煮で「あれ」をお払いしようと大集合である。
そのシーンの妙な迫力を刮目すべき映画と言える。
しかもお払いチームはほぼ壊滅!
主人公交代制 仮初の幸せな家庭が暴かれてゆき、その果てに何が!?
ある家族を襲う「あれ」をどうにかこうにかお払いする話である。
特徴として、映画の中で主人公が交代していく、と言うことが挙げられる。
主人公は計3人と言える。
一人目は話の発端である、一見幸せな家庭を築いたイクメン・田原(妻夫木聡)。
そして二人目がその妻の香奈(黒木華)。
最後に田原に相談を受けたオカルトライターの野崎(岡田准一)。
この3人の視点で順に物語が語られるのである。
その中で描かれるものといえば、薄ら寒い人間像、荒んだ人間関係、欲望、トラウマとか。
そう言うものをネチネチと描いているのである。
あまりホラーホラーしていない。
そして最後に例の超お祓いがどうにかこうにか執り行われて、結局何がどうなったのかはよくわからないままにエンディングである!
画が何やらカッコいい
カメラワークとかが何やらカッコ良かったのも印象的であった。
画面内の色合いが目を惹いたりもした。
特にカッコ良かったのは、逢坂と言うおばさん霊媒師(柴田理恵)のお祓いクライマックスにおける立ちの画である。
小説が原作らしい
澤村伊智先生の小説が原作である。
第22回(2015年)の日本ホラー小説大賞を受賞し、角川ホラー文庫より出版されている。
気になったらこちらもチェックすべきであろう。
ちなみに漫画化もされている。
おわりに
そんなこんなで「来る」を観た! と言う話であった。
筆者が知り合いから「これ面白そう」とぼんやりとした情報を教えてもらって知ったのがこの「来る」であった。
なんの気無しに観てみたが、なんだかんだ面白かったのである。
全くすっきりしないし「ん?」とか「え?」とか思いながら観ていたわけだが、画面には何やらカッコよさがあったしキャラクターもそれぞれ面白かった。
そんな感じである!