この記事は筆者がAmazonのPrimeVideoで視聴した作品をユルめに紹介するシリーズ記事である。
筆者
さて、子供向けの番組の思い出というのは、時に強烈なノスタルジーを想起させるわけだが、筆者はその感覚が結構好きである。
ということでPrime Videoでレコメンド的に出てきた「月世界旅行」を観た、という話である。
月世界旅行を観た!
月世界旅行とは?
1902年に作られたSF映画。
フランスのジョルジュ・メリエスが脚本・監督した作品である。
原作はジュール・ヴェルヌの『月世界旅行』。
ただし、大幅に簡略化して変更を加えたシナリオになっているとのこと。
ちなみにそもそも著作権が切れており、いわゆるパブリックドメインとなっているため、元々ネット上で動画を視聴が可能だったとのこと。
モノクロ版と着色版があるとのこと。
Prime Videoのラインナップにあるのは着色版である。
ポンキッキーズの「さあ冒険だ」で使われていた映像である
おそらく有名な画像なのだが、人面の月にロケットがめり込んでる白黒の画像をご存知だろうか?
筆者は幼少の頃にポンキッキーズを観ており、そこで流れていた和田アキ子の「さあ冒険だ」が結構好きだったわけである。
その歌の映像がまさにこの月世界旅行の映像を用いており、そこにガチャピンやムック、Pちゃんが合成されていたのだ。
筆者としては、ポンキッキーズの映像、という認識でそのまま20年以上生きてきたのだが、ここにきて元ネタの存在を理解したわけであった。
そんなわけで、Prime Videoで元ネタが観れるということをたまたま知り、ものすごく懐かしくなり早速観てみたのだ。
わちゃわちゃしたシーンと可愛らしい音楽が素晴らし
天文学者が月旅行を提案し、行って帰ってくる、という話である。
30シーンで構成されており、当時としては珍しい複数シーンの映画だったという。
冒頭、割と長回しなカット(に見えるのだがどうなんだろ?)にて、月探検を提案する学者とそれを聞く大勢の人々のわちゃわちゃとした演技はなんとも味があり見ていて面白い。
またピアノを基調とした音楽も映像に合わせたものになっており、観ている側を盛り上げる面白い音である。
トリック的な撮影も取り入れられており、例えば「月人」が学者に叩かれるとボワんと霧消するシーンなど、工夫が凝らされている。
シナリオ面で言えば、大砲的な手法で月にたどり着いたのに、帰りはまさかの自由落下を利用するという行きも帰りもファンシーな面があるが、そこも含めて楽しめる作品であった。
ちなみにわずか14分の作品となっている。
おわりに
ということで「月世界旅行」をたまたまPrime Videoで見つけて観た!という話であった。
筆者などはポンキッキーズ世代(?)なのでかなり心躍るものがあった。
歴史的な作品でもあるので、映画好きなかたは是非観てみていただきたい。