仙台にある人気の総合水族館。
美しく迫力のある大水槽やハイクオリティなイルカショーといった目玉もあり「水族館」を堪能できる。またペンギンの飼育にも力を入れている。
2015年の開業時に、かつて松島にあった「マリンピア松島水族館」の生き物と飼育員やトレーナーの方々が受け入れられた経緯がある。
大水槽いのちきらめくうみは是非ゆっくり眺めたい圧巻の大水槽である。大水槽だけでなく各水槽も非常にきれいで工夫のある展示が多い。ショーも見ごたえあり。
ただやはり行楽期には非常に混雑する。
トリ
なお本記事の感想パートはお盆バージョンだとご了承いただきたい。
仙台うみの杜水族館の概要と行き方
仙台うみの杜水族館の基本情報
入館料
大人(18才以上) 2,100円
中・高校生(12~18才)1,600円
小学生(6~12才) 1,100円
幼児(4~未就学児) 600円
シニア(65才以上) 1,600円
営業時間
9:00~18:30【~7/20、8/27~11/2】
9:00~20:30【7/21~8/10、8/17~26】
8:00~20:30【8/11~16】
※最終入館は閉館30分前
※季節によって変動があるとのこと
所要時間目安
90 – 180分
所在地
〒983-0013 宮城県仙台市宮城野区中野4丁目6番地
仙台うみの杜水族館への大まかな行き方
電車での行き方
歩く。所要時間15分である。
仙台うみの杜水族館で撮影した写真(+感想めいたなにか)
訪問日:2018/08/14
水族館。
そこは非日常を求め訪れし者が、その日焼けした魂を癒す束の間の安息地である。
時間や社会に囚われつつ現実逃避に走るとき、つかの間、彼は自分勝手になり、自由になる。
誰も邪魔せず気を遣い、水生生物を至近距離で撮影するという孤高の行為。
この行為こそが、現代人に平等に与えられた最高の癒し、と言えるのである。
ということで夏休みに筆者の実家がある仙台へ帰省したついでにお気に入りの仙台うみの杜水族館に行ってきた。
お盆だが朝一なら結構見やすいものである。朝9:00からのイルカショーも開始直前で座れたのがよかった。
ということで以下感想というか大量の写真である。
午前8時にお盆の仙台うみの杜水族館へ赴く
さて、すでに数回行ったことがあるわけだが、またしてもお盆。帰省するタイミングでしか行かないのだからそうなるというものである。
そしてお盆の営業時間はなんと8:00~21:00である(2018/8/11~8/16)。
ということで筆者も地の利を活かして朝の8:00から入館を試みた。
実家の生活リズムが早すぎるうえに、それにつられている筆者は特に苦も無く遂行できたのである。
チケットはWebketで事前に確保すべし
行楽期の仙台うみの杜水族館で一つの障壁となるのがチケット購入である。午前中の早くから結構な長さの列が出来上がるのが通例である。
それを回避するのに良いのがWebketというサービスを通して事前にチケットを確保するという手法である。
上記ページにて購入の流れを確認の上、Webketへのリンク先にてチケット購入の手続きをしておくべし。
- 支払いはクレジットカードのみ
- 実際に行く前日までに購入手続きをしておくこと
→おそらくシステム的な制約であろう。守らないと下記のような事態に陥る。
筆者は当日の朝に「事前購入しておかなきゃ!」と思い出し、注意書きを読まずに慌てて購入手続きをした。そうしてまんまとQRコードでの入館に失敗した次第である。このような失敗をしないようにくれぐれも気を付けられたし。
結果としてゲートのすぐ脇に待機しているスタッフさんに対応していただき無事入館することできた。購入完了のメールを確認してもらいつつ、購入番号のようなものを記録してもらった、という感じである。
8:00ならチケット購入も特に並ばなかったようので、かえって入館が遅くなった次第である。
お盆ならではのイルカショーに見舞われる
運よくショーに滑り込む@9:00直前
安穏と朝一の展示を観る筆者であったが、順路通りイルカショーの行われるスタジアムのあたりにたどり着いたところで午前9:00直前である。何やらすでに人が集まっている。なんとこの日9:00からイルカショーがあったのである。前から8列目の中央という非常に良さげな席が一つ空いており、筆者はそこに滑り込んだ。
真夏バージョンのショー「ドルフィンスプラッシュ」・覚悟無き者は後ろずさるべし
ショーが始まったわけだが、かなりやばいショーだったということをここに記す。
如何にやばいかというと、あり得ないくらい水が掛かるのである。覚悟を持って臨むべし!
以下ダイジェスト的に写真を掲載する。
ドルフィンスプラッシュはこういう趣旨のショーのようである。
観てて面白かったため興奮してあまり写真が残っていないがイルカが揃ってジャンプし、水をぶっかけてくる様は実に爽快である。特にラストはすごかった(是非会場で確かめていただきたい!)
水の飛距離・6列目までは万全を期すべし
前方6列目までは割と普通に水を浴びていた。特に3列目くらいまではスタッフさんに目をつけられると下手すれば数十秒打たれ続ける。さらには何人かはバケツの水をかぶっていた。
ちなみに筆者が見ていた限り一番飛距離を出すのは数名のスタッフさんの放つ水鉄砲である。
前から8列目の筆者は「まさか水は掛かるまい」と高を括っていたが、スタッフさんの水鉄砲に一射が一度足に水がかかり戦慄した次第である。
真夏のショーはくれぐれも覚悟を持って臨むべし!
電子機器類はまじで気をつけよう。
普通(?)のショーパートもある
仙台うみの杜水族館の生き物たち
エリアごとに筆者が撮影した気になる生物を写真メインで紹介したい。
魅惑のマボヤに立ち止まらざるを得ない「マボヤのもり」
ということで我々をまず出迎えてくれるのがマボヤである。まさかの天井に水槽があるという演出に初来館した人はいろいろ面食らうかもしれない。
よく考えると出身地の名産ながら筆者も食べた事がないのであった。父親が好んで食べていたが、「特殊な味わいだ」ということをしばしば言っていた。そのため息子は食べなかったのである。
太陽光が降り注ぐ大水槽「いのちきらめくうみ」
今回この大水槽にスナメリがいた。2017年に東松島沖の定置網にかかり衰弱していた個体をうみの杜水族館で保護し、回復後公開するに至ったそうである。
大水槽には他にもアカシュモクザメやネコザメ、ヒラメやカレイなどの様々な種類の魚が泳いでいる。
でかいミズダコもいる「親潮 冷たい海」
褐藻が揺れる「彩り 海藻のうみ」
群を堪能すべし「大漁 宝の海」
なぜか横たえるマンボウ。やや心配である。朝に弱いタイプなのか? あるいはストレス?(何やらこの水槽の周りに数十センチの立入禁止区域が設けられていたが、前からあったっけ?)
展示の工夫が光る「内陸 恵のうみ」
三陸のリアス式海岸をモチーフにした展示である。ここも工夫のある展示で実に良い!
安定した見応え「深海 未知のうみ」
「うみの杜ラボ」
このコーナーでは宮城県の淡水域にすむ絶滅危惧種を展示している。繁殖も試みている研究所でもある。
コイが群がってくる「広瀬川 海のみなもと 山・里・川」
「世界のうみ」
オセアニア、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、アジアの生物が展示されている。
海獣ひろば
ペンギンをはじめとしてビーバーやアザラシもいる。
ペンギンは全部で8種類いるそうな。
写真多めでお送りしたわけだが、以上になる。
買い物や食事も楽しめるため、ぜひ満喫していただきたい。
まとめ
仙台うみの杜水族館は、綺麗な展示で多くの生物が見られる非常にオススメの水族館である。
仙台を訪れた際には是非見に行ってみていただきたい。
非常に混むことが予想されるので、早朝や夕方がいいのかもしれない。
ちなみに夏は夜のショーなんかもやっているそうである。
いやはや、それにしてもうみの杜水族館、面白いものである。