【WACKを聴くべし】BiSH 「THE GUERRiLLA BiSH」4thアルバム紹介【おすすめ】

THE GUERRiLLA BiSHアルバムレビュー・紹介・WACK

この記事は

このシリーズではBiSHBiSGANG PARADEEMPiREを擁する音楽プロダクションWACKの音源を紹介する。

曲はもちろん、背景などにも触れつつ紹介していきたい。

ロックでエモーショナルな曲の数々をひもときつつ、これからWACKの音楽に触れる方の少しの助けになれば幸いである。

トリ

かっこいいぞ!

【WACKを聴くべし】BiSH 「THE GUERRiLLA BiSH」スケールを増す4thアルバム

THE GUERRiLLA BiSH 収録曲一覧

 

01 My landscape
02 SHARR
03 GiANT KiLLERS
04 SMACK baby SMACK
05 spare of despair
06 プロミスザスター
07 JAM
08 Hereʼ s looking at you, kid.
09 ろっくんろおるのかみさま
10 BODiES
11 ALLS
12 パール
13 FOR HiM

ゲリラ的に販売された4thアルバムは新たな地平を臨む

筆者が所持しているBlu-ray付きの初回生産限定版。フォトブックも付いて豪華。

前回のミニアルバム「GiANT KiLLER」に続き発表されたのは、13曲入りのフルアルバムである。

このアルバムはゲリラ的に発表されている。

事前告知なしにタワレコの店頭にて299円で先行販売されるというプロモーションにてオリコンのデイリーチャートでは自身初の1位を獲得という成果をあげているのだ。

そしてその結果には当然内容のクオリティも伴っている。

発売に際してMVとして発表されたのはかつてのBiSHにないスケールのリード曲My landscapeである。

さらに収録曲には前作のミニアルバム表題曲GiANT KiLLERS、渾身のシングル曲プロミスザスターとすでにして隙がない。

溢れるメンバーの個性と人間味

今回、各メンバーが書いた詞がそれぞれ採用されている。

どの詞も非常に素直に、シンプルに自らをさらけ出しており心揺さぶられる。

また歌唱に関しても新たな挑戦と感じられるものが増えておりメンバーの成長がうかがえる仕上がりである。

それらを含めてメンバーの人間味がしかと感じられる名作なのである。

THE GUERRiLLA BiSHの収録曲紹介

01 My landscape

かつてない壮大さを感じさせるBiSH新機軸の一曲。

ストリングスが使われたイントロからその特異なムードが漂う。

ノリノリの曲というわけでは決してないのだが深く響き渡る曲である。

メンバーの歌声の表情もいよいよ増すばかりである。

アメリカで撮影されたMVも圧倒的なスケール感を演出している。

またそのダンスが意外なほど奇怪。

アイナのトラウマをもとにしたという振り付けは創ったアイナの中でもBiSH史上1番のお気に入りだという。

https://www.youtube.com/watch?v=–ombqA70cI

トリ

衣装もいいな! 真っ赤に裾だけターコイズなのが効いててカッコいい!

02 SHARR

モモコ作詞曲。

リンリンのシャウトで幕開けるインパクト絶大な一曲である。

松隈氏としても良くできた曲としている。

仮歌段階ではほとんどシャウトだったとか。

トリ

モモコがレコーディング中も詞を直してたらしいな!

怒りの込められらたモモコの詞を堪能しつつ、メンバーの咆哮に身を委ねるべし!

MEMO

WACKな本にて松隈氏本人が作曲した曲のランクをつけているのだがWACKアーティスト全体でなんと一位がこのSHARRであった。ちなみに二位はプロミスザスターである。

03 GiANT KiLLERS

04 SMACK baby SMACK

荒んだ暴力的なボーカルが魅力な一曲。

作詞は竜宮寺育氏。

不穏なことが始まることを予感させる最初のギターの音が効果的である。

トリ

アユニも頑張ってる! けど生意気なコドモっぽくなっちゃっててかわいい!

「はいOK!!」を繰り返すチッチの艶のある歌声がたまらん。

またBiSHに虐げられてる感覚が得られるMVもよし。

トリ

いや拷問でしょこれ

あまりに余談なのだがチッチのこういう表情が非常に好きな筆者である。

トリ

あまりに余計な情報

05 spare of despair

作詞はアユニによる。

やさぐれた趣きが曲にも詞にも出ている。

アユニの独特な言葉のチョイスが面白い一曲である。

06 プロミスザスター

BiSHの名を広く知らしめたであろう一曲。

松隈氏本人をしても会心の出来だというがそれも納得のものすごい曲である。

オーケストラを超えるような、「売れ線のその先」を目指したという。

トリ

それを狙えるのがすごい!

MVも名作である。

トリ

このころからリンリンの髪型が解放された感じあるよな

ちなみにライブでのラストの星を掴むかのような振りは本当に感動するのでぜひライブに足を運ぶべきだろう。

07 JAM

モモコ作詞曲。

モモコが最も自分をさらけ出した詞がこのJAMの詞である。

自分の弱さに向き合って書かれたその詞は優しい曲調に乗りモモコの想いを聴く人へと届ける。

トリ

MVは各メンバーが一番合いたい人に会いに行くっていう感じ!

08 Hereʼ s looking at you, kid.

リンリン作詞曲。

リンリンが以前作詞したKiLLER BiSH収録曲のMy distinctionの続編にあたる詞になるという。

陽気な雰囲気のメロコアな曲調の通り前回とは少し想いが変わり、明るさが出てきている。

ハシヤスメの伸びやかな声が印象的に響く。

09 ろっくんろおるのかみさま

チッチ作詞曲。

チッチ本人のことを歌にしている。

ちょっと速い。

サビにおけるベースが非常に聞き応えあり。

10 BODiES

モモコ作詞曲。

ギターソロがなかなか良かったりする。

通してギターがかっこ良い。

11 ALLS

アイナ作詞曲。

女の嫌な部分、男の嫌な部分をどちらも感じることがあるというアイナの複雑な感情が表現されている。

メンバーによるシャウトが良い。

12 パール

ハシヤスメ作詞による夢の曲。

ここまでの流れからは一変してストリングスをイントロに用いた壮大な音になっている。

歌の中の主人公が誰なのかは秘密とのこと。

13 FOR HiM

アルバムラストは渡辺氏と松隈氏の作詞曲である。

印象的なギターフレーズが繰り返される。

どことなく旧BiSを思わせる切なさがある曲に仕上がっている。

そしてFOR HiMはフランス語にすると「POUR LUI(プー・ルイ)」というのもまたなにやら感じさせるタイトルである。

プー・ルイ

渡辺氏とともにBiSHの前身とも言えるアイドルグループBiSを始めた存在である。

つまりBiSHが今あるきっかけとも言える。

聴きながら読みたいインタビュー


参考
BiSH 6人それぞれの新しい挑戦音楽ナタリー

おわりに

と言うことでBiSHの4thアルバム「GUERRiLLA BiSH」の紹介であった。

スケールを増すばかりのBiSHが進化する様子を垣間見れる名盤である。

この記事が最近BiSHを知った方や、これからBiSHやWACKの音楽に触れる方の一助となれば幸いである。

 

いやはや、それにしてもBiSH、面白いものである。

トリ

みんなで聴こう!

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